2015-01-01から1年間の記事一覧

二十一世紀ネコに蚤いて餌を待つ

今年は寒いせいか蚤はいません。蚤は夏の季語らしいです。ビトンは背中で語るのが上手いんです。 まま、後ろにいるにゃ。 シーバがないんです。僕は世界一不幸なネコにゃ。

長雨に耐える野の花上向いて

すばるさん、ねこまみれさん、ありがとうございます。 ジンジャーリリーが咲きました。土砂降りの雨にも負けず咲いているので、今朝切って活けたら素晴らしい香り。嬉しい。 朝顔も先週末から咲き出した。3本植えて、2本は猫におしっこされてダメだった。…

長雨や独裁政党自民党

まったく憂鬱なありさまだ。 全党上げて安倍政治を支えるんだね。野田聖子にやらせてみようという人間がたったの20人もいないのね。選挙すれば論点も整理されるし、自民党も健全なのだと安心できたが、もうダメだ。今の状況に危機感を覚える皆さん、次の選…

猪が掘ったと思しき穴を埋め

24年前に建てた週末ハウス。梅の木が沢山あるのが気に入って決めたのだったが、その梅の木が数本枯れてしまった。さびしいので花水木、ライラック、桜、ミモザを植えた。それが桜二本、ミモザが掘り返されて枯れていた。こんなこと誰がするのかしらと不審…

風もなくただ蒸し暑い9月なり

久しぶりに晴れ間が出ているが凄く蒸し暑い。雨季のバリ島みたいだ。 東京五輪もいろいろ出なおすようだが蒸し暑いのは同じだ。風通しを良くしようという努力を感じない。どちらを向いても既得権だらけだ。 新聞に18才選挙権と同時に、飲酒、喫煙もオッケ…

夏の終わり国会デモに身を沈め

10万人デモに少しでも頭数増やそうと思って、プラカードも用意していないけど霞ヶ関に。駅を出ると「9条守れ」と書いた(裏はなんだっけ?安倍はやめろ、だったかな。)厚手のプラカードもらえた。老若男女すごい人で、国会に近づきたいけど途中で前に進め…

二の腕が袖を欲しがり夏果てる

一年中で夏が終わる時が一番劇的な感じ。夏果てる、というけど、他の季節は果てない。 45歳くらいから徐々に太って、50歳前半でほとほと着るものに困るようになり、オートクチュールに頼ったこともあるがあまりにコスパが悪かった。そこで和服に手を出し…

みちのくのさらに奥なる赤まんま

「津軽」読了。 「晩年」「御伽草子」「斜陽」と読み継いで、この本でとっても気持ちが解放された。太宰が好きだと思った。彼が気負わずに書いた故郷の旅。いつもこんな風なら心中なんかしなくてよかったのに、その二面性が運命だったとしても、これが残って…

斜陽館座敷童は白絣

夏休みを青森で。 太宰治に興味がないのだが一緒に行った友が斜陽館に行きたいと主張するので奥羽本線で川部、五能線で五所川原、津軽線に乗り換えて金木まで行ったのでした。 ねぶた祭りで青森が一番賑わっている時期ですが大混雑ということもなく、陸奥の…

おニューなる行き交う人の夏衣

夏のセールも一ヶ月くらい続き、この時期は、みんな新しい服やバッグや靴を身にまとい、それを観察するのが電車の楽しみ。 今年あたりは流行の変り目の感じがするので、みんなマイナーチェンジにとどまっている気がする。ガラッと、新品の人が少ない感じ。私…

暑気中り猫クーラーを欲しいまま

ジャストサイズにゃ。 朝起きると、気分は干し烏賊である。ベッドからそれをゆるゆると剥がして一日が始まる。どうも新しいクーラーの調整がうまくない。クーラーの温度調整で夫婦喧嘩がおきるって、2、3日前の新聞に出てたけど良くわかる。

311よりエアコンは敵となり

今年の冬エアコンが壊れたので新しく導入した「白熊くん」。カメラが内蔵されていて、人を感知して風を送るそうである。音も静かで家電は進化していると思う。この暑さではエアコン付けないわけにはいかない。それでも電気は足りている。節電しろ、という声…

今週で7月終わる嘘だろう

廃墟っぽい外観がシックです。 週末は神宮の絵画館に行った。明治天皇の御成徳を記念する建物である。建物右翼に日本画40点左翼に油絵40点を収蔵したギャラリーは、入り口部分の高い高い吹き抜けが圧巻だ。来場者は我々二人だけで、冷房は無い。半分凍っ…

マイムマイムマイムマイム雨の中

ガールフレンドと銀座で焼き鳥食べて、薄暮の日比谷公園を抜け国会前に行く。国会側に行く横断歩道は、すごく狭く、3人くらいしか通れないように規制されている。大回りして横入りしたらお巡りさんが、ここから入るなって言う。向こうから渡ってって言う、…

油照りどこもかしこも日に焼けて

安全保障関連法案が可決した。ツイッターで見たのだが、もう自民党が滅茶苦茶なのはわかっているが、野党がてんでにプラカード持っているのはなんなのだ。プラカードなんて国会の外で持つものだ。相手が悪いからってなりふり構わないのはみっともない。審議…

論戦をそらし続けて原爆忌

EU首脳はギリシャ問題で17時間ぶっ通しで協議したそうな。 日本では、集団自衛権行使についての法改正を100時間審議したから、もういいじゃないか、ということになるようである。最近は二言目には丁寧にご説明するというが、その丁寧は=幼稚な説明であ…

雨靴を乾かす間もなく梅雨長し

靴の中敷を買いに行って、その種類の多さに魂消てしまった。足踏まずを支えるタイプ、それぞれの指をカバーするもの、親指の付け根ににはめるもの、かかとが滑らないようにするもの、何に使うかわからないもの、スゴイの。靴は昔は必ず履いて買ったけど、今…

青虫のつぶらなる目や梅雨晴れ間

ちっちゃな糞が落ちている。何かいるなと思ったら青虫だった。とまっている葉と同じ色になっている。触っても逃げない、というか逃げられないよね。あんまり可愛いから山椒は食べさせてあげることにした。

縞猫の尻尾の裏や半夏生

曲がった尻尾の裏は白いのよ。 木の揺れが魚に移れり半夏生 大木あまり いつの日にか師のように格調高く句を作ることが出来るのであろうか?日はとっぷり暮れて道遠しである。 デフォルトがなんだ希臘の青い海 なんとかなるんじゃないかという選択。ヨーロッ…

黒南風や文化芸術懇話会

この事件で「ぶんかげいじゅつこんわかい」って、なかなか覚えられなかった。だって文化芸術と全く関係なさそうな面子が、文化芸術と全く関係ないことを話しているんだもん。講師からして、飲み屋で話しているノリだった、というわけで自民党本部って飲み屋…

診察着洗い晒しや半夏生

年に一回の定期検診。 最初に問診。「前回コレステロール値が高いので、今回の結果次第で薬を飲んだほうがいいでしょう。」と言われる。「コレステロールが高いといけないって迷信だったんじゃないんですか。」と聞くと、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが3倍だと…

君知るや天使の日

地下鉄の中の広告で、「天使の日に結婚式場グランドオープン!」という広告が出ていて「??」である。 そんな日あったっけ。天使の日って良き日なのであろうか。大学の時「天使たちの時」という小説の授業があった。神の不在の中で生きなくてはならない、つ…

国立競技場2500おくえん!

なにかと予算がない、財政健全化って言ってるのに何故! ロンドンオリンピックの競技場建設費は700億円だったそうな。そんなお金があるなら文科省としては、もっと学校教育や文化行政にお金を回すべきなのは自明のことだ。こんなにギリギリまで引っ張って…

紫陽花は絶対反対独裁に

6本だけでこんなに豪華。なんでこんなに咲かなきゃいけないのかと思う。梅雨のほの暗がりに色を添える。紫陽花がなかったら梅雨はもっと憂鬱にちがいない。 いつの間にか独裁制の中で生きているらしい私たち。 丁寧に=自分の言いたいことだけ丁寧に、にな…

妖精になれるものならミーがいい

ムーミンが日本に入ってきた頃は私は既に大人だったので、ストーリーをよく知らない。Wikipediaから引いたミーの性格。「喜ぶ」「怒る」という感情を大切にしており、「かなしむ」ということは何の役にも立たないと考えている。それでかつ意地悪ではない、と…

南国の花青梅雨に濡れにけり

ジャカランダの花、今年も咲いた。この花は南半球に主に咲いているようで、花期がとっても長い。この写真で3週間経っている。パラパラ落下するけど咲き続けてくれる。15年以上毎年咲いている。植え替えるべき時期はとうに過ぎているけど、もういいんだ。…

梅雨晴れにヒールの靴で銀座かな

久しぶりにハイヒール履いたら、足も痩せるのかパカパカである。スケッチブックを破って足型に切り抜いたのを何枚か重ねて凌ぎました。インソール買わなくっちゃ。 金曜日、例によってユニクロのチラシ見る。 長年シンパシーを感じている、ミーのTシャツが載…

梅雨晴れ間亡き母の服着てみたり

自撮り棒欲しいかも。 それで着たまま画廊に来ちゃった。多分30年前くらいのワンピース。母は着道楽の人で着物も洋服も沢山あった。亡くなった時着物はともかく、洋服は思い切って捨てた。身長が10センチ違うし、流行もあるから着られないと思い数着だけ…

地震噴火なれど緑は滴って

はや6月。気象的政治的に問題がみっちりとある半年であった。これが加速するのだろうか。そうであっても日常は淡々と過ぎていく。 30年ばかり前に「欲望の曖昧な対象」という映画を見た。面白い映画だったが見た時はその真意がはっきりと理解できていなか…

梅雨入近し絵をかけかえて待っている

居間の絵をベニスに。小野州一さんの80号。1972年の作品。小野先生のパリ滞在中に母と遊びに行って、牡蠣とタルタルステーキをたらふく食べて夜中に気持ちが悪くなり翌日ダウンした思い出付き。80号に額縁つけると重くて私の手にはおえないのでカンバス…