2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋七草笊に並べて名を告げる

女郎花、杜鵑草、小菊、赤まんま、山椒の実、茶の花、月見草。七草じゃないけど秋の花もすごいバラエティ。植えたわけでもないのにリッチなことである。

てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた。

安西冬衛(明治31年〜昭和40年)の詩。 作者の名前は知らなかったが有名ですよね。その詩を思い出させる絵が「創画会」にありました。 海老洋先生作。 なんだかゾクゾクして好きな絵。

朝顔や咲き続いてる季語なれば

もう咲かないのだとばかり思っていたが10日ほど前から咲き出した。 F1と知らないで苗で植えた。種が取れない朝顔って張り合いがない。 友人のバーテンが亡くなった。まだ60歳になったばかりなのに。 すごく寂しくて悲しい。 シェーカーの音の去りゆく枯…

一億総ペンション事業者秋日和

午前中上野に立軌展と創画展見に行ったが、上野山も外国人観光客がいっぱいだ。葛西俊逸先生に聞いたのだが、先生お住いの秋田には韓国から直行便があり、その目玉が、涙を流すマリア像のある教会で、クリスチャンの多いお国柄だけに多くの人が訪れるそうだ…

西洋菊ピンクむらさきルノアール

見たまんま俳句にして句会でボツ。 歯の見える薄い唇菊人形ってのを出す予定だったのだが、どうも菊人形怖くて、怖いを俳句にしたつもりだが好きになれなくてやめちゃった。 いいんだ、自分が納得いけば。

秋晴れにバラされるビルのかなしさよ

定点観測。 シャネルがあったビル。春先から壊し始めた。ビル壊すのもずいぶん時間がかかります。今週から囲いが取れてもうすぐ更地になるのね。銀座通りのメルサのビルは耐震工事だけで半年で営業を再開した。それで十分なのにと思う。代々木のオリンピック…

爽やかや2匹の猫に見送られ

白子さんと黒子さん 秋の空っていつもより青いのかしら。とてもいい天気である。 ノーベル賞の大村智先生は美術界では有名な方で、当画廊のお客様でもある。しかしノーベル賞を受賞されるような方とは、不明にして全然存じ上げなかった。新薬の発見で多くの…

空高くきのう床屋に行きました

この美しい襟足を見よ。 もう1年以上美容院に行ってない。行かなくて済むなら行きたくない。しかし、年のせいで木の葉髪がパサパサだ。それでシャンプーの最後にココナツオイルを全体に塗って洗い流すようにしたら、とってもしっとりして扱いやすくなった。…

野分去り来来外人観光客

中国が連休だそうで、銀座に買い物客が押し寄せている。 うちの池内紀先生担当の編集者から教えてもらった本。 カントの「永遠平和のために」を2年がかりで哲学用語を一切使わず翻訳されたそうだ。10年ぶりに復刊された。114ページの美しい本です。平…

この秋は何で年寄る雲に鳥

十月か。 父の忌は芭蕉忌と父に伝えたし 15年前には、俳句始めるなんて思ってもみなかった。15年あっというまに過ぎた様にも、じつにいろいろなことが起きた様にも思う。世の中がすごく変わったことだけは事実だ。 不易流行に生きる。 ニャ?