2015-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスラストコーナー曲がりけり

とってもお腹が空いたので、お昼前に近くの蕎麦屋に行く。なんと、今日はもう予約でいっぱいだという。こんなこと初めてだ。それですぐそばのリンガーハットに。頼んだちゃんぽんを食べようと箸を持ったら、眼鏡かけた若い女性が来て、テレビ東京だけど、こ…

寒鴉密かに楽しむ逢瀬かな

先週、台所からベランダに出たら、手摺に小型のカラスがとまっていた。逃げないのでクロちゃん、と呼びかけたら目をクルリと回して、手摺の端まで横っ跳びに去っていく。これあげる、と食べていたカシューナッツを一粒だけ手摺に置く。それを横目で見て飛び…

十二月我と我が身を走らせる

師走だけど、ふらっとジャズクラブに行く。ほぼ満席。ピアノトリオと管楽器4本というセプテット。その内3人がバークリー、一人がジュリアードで学んでいる。昔ジャズメンにあった不良性が皆無でみんな清潔感のある優等生タイプだ。演奏はキースジャレット…

じわじわと年を感じる冬時雨

体具合が悪いとなんでも加齢で済まされる年になったのだ。 いやだなー、と思うが運動は嫌いだし仕方がない。しかし靴下を履くとき、椅子に座っていることに、ハッと気づいて立ったまま履くように心がけてひと月半。体を曲げるのがずいぶん楽になったのよ。ホ…

青森の林檎かじれば母思う

青森で講演会した時「りんご箱、イカ箱を生かす。」というのがテーマで、そのりんご箱を欲しいと言ったら林檎をいっぱい詰めて送ってくれた。その美味しいこと。カリカリしてたっぷり水分を含んでいて身体がスッとする。子どもの頃病気がちで、熱を出すと母…

美しきプリンセスなり12月

今朝の新聞の愛子様の写真が、とてもエレガントでディグニティーもおありで素敵だった。 亡くなった父の誕生日が12月1日なので、愛子様誕生の時、生きていたら喜んだろうと思った。父は天皇制大反対であったのだが園遊会には嬉々として馳せ参じ、大人の二…

なんちゃってリース作って冬ぬくし

花は終わったので実をを生けようと摘んできたが、思いついてリースに。名前は知らない実とトネリコ。ずしりと重いカラスウリ。 去年もののカラスウリ。 乾燥させないと上手くいかないようであるが、チョイと飾るには楽しかった。

闇鍋やフェイスブックで詐欺に遭う

FBでUGGのブーツをセールで購入したら詐欺だった。買った時に明日DHLで送ると返信きたので、外国からくるんだとびっくりした。しかし後から価格が異常に安いので変だと思い、履歴を探したが出てこず、UGGのHPで詐欺が多発していると知り、即座にクレジットカ…

日々好日山茶花朝顔共に咲き

まだ毎日朝顔が咲いている。屋根の上の方に咲くのでよく見えないが咲いているのはホントよ。来年はもっと見えるところに咲くように誘引しよう。外に出れば赤も白も山茶花が咲き、早くも道にこぼれている。季節感がどんどん変わってくる。今までだって散々変…

迷宮を弄ぶまじ枯野かな

青森芸術センターという、美術館とレジデンスを兼ねた建物に行きました。私今まで何故安藤忠雄の建築に違和感を感じて来たのかという疑問が氷解しました。彼の建築は「見通せない」のです。サントリー山崎美術館もそうでしたが、青森の建物も美術館に入ると…

稽古事芸事となり穴惑い

自分の時間が出来るようになると、昔習った稽古事に再突入する人が増える。子供の時はお稽古であったが、老境に入って始めるのは芸事である。 どう違うかって、稽古事は未来のためである。芸事は今の自分のためだ。自分で始めるのである。お金も自分で払うの…

秋七草笊に並べて名を告げる

女郎花、杜鵑草、小菊、赤まんま、山椒の実、茶の花、月見草。七草じゃないけど秋の花もすごいバラエティ。植えたわけでもないのにリッチなことである。

てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた。

安西冬衛(明治31年〜昭和40年)の詩。 作者の名前は知らなかったが有名ですよね。その詩を思い出させる絵が「創画会」にありました。 海老洋先生作。 なんだかゾクゾクして好きな絵。

朝顔や咲き続いてる季語なれば

もう咲かないのだとばかり思っていたが10日ほど前から咲き出した。 F1と知らないで苗で植えた。種が取れない朝顔って張り合いがない。 友人のバーテンが亡くなった。まだ60歳になったばかりなのに。 すごく寂しくて悲しい。 シェーカーの音の去りゆく枯…

一億総ペンション事業者秋日和

午前中上野に立軌展と創画展見に行ったが、上野山も外国人観光客がいっぱいだ。葛西俊逸先生に聞いたのだが、先生お住いの秋田には韓国から直行便があり、その目玉が、涙を流すマリア像のある教会で、クリスチャンの多いお国柄だけに多くの人が訪れるそうだ…

西洋菊ピンクむらさきルノアール

見たまんま俳句にして句会でボツ。 歯の見える薄い唇菊人形ってのを出す予定だったのだが、どうも菊人形怖くて、怖いを俳句にしたつもりだが好きになれなくてやめちゃった。 いいんだ、自分が納得いけば。

秋晴れにバラされるビルのかなしさよ

定点観測。 シャネルがあったビル。春先から壊し始めた。ビル壊すのもずいぶん時間がかかります。今週から囲いが取れてもうすぐ更地になるのね。銀座通りのメルサのビルは耐震工事だけで半年で営業を再開した。それで十分なのにと思う。代々木のオリンピック…

爽やかや2匹の猫に見送られ

白子さんと黒子さん 秋の空っていつもより青いのかしら。とてもいい天気である。 ノーベル賞の大村智先生は美術界では有名な方で、当画廊のお客様でもある。しかしノーベル賞を受賞されるような方とは、不明にして全然存じ上げなかった。新薬の発見で多くの…

空高くきのう床屋に行きました

この美しい襟足を見よ。 もう1年以上美容院に行ってない。行かなくて済むなら行きたくない。しかし、年のせいで木の葉髪がパサパサだ。それでシャンプーの最後にココナツオイルを全体に塗って洗い流すようにしたら、とってもしっとりして扱いやすくなった。…

野分去り来来外人観光客

中国が連休だそうで、銀座に買い物客が押し寄せている。 うちの池内紀先生担当の編集者から教えてもらった本。 カントの「永遠平和のために」を2年がかりで哲学用語を一切使わず翻訳されたそうだ。10年ぶりに復刊された。114ページの美しい本です。平…

この秋は何で年寄る雲に鳥

十月か。 父の忌は芭蕉忌と父に伝えたし 15年前には、俳句始めるなんて思ってもみなかった。15年あっというまに過ぎた様にも、じつにいろいろなことが起きた様にも思う。世の中がすごく変わったことだけは事実だ。 不易流行に生きる。 ニャ?

満足の午餐のあとの月夜かな

ままにササミをもらって満腹にゃ。 スーパームーンといってもまわりがビルだらけなのでよく見えなかった。30分くらい見ないうちにとっても遠くに上ってしまった。 満月がこっちこっちと後ずさる って、たしか池田澄子の句があったとおもうが、そんな感じで…

カラカラと秋草風にゆれにけり

自然にドライなっていた紫陽花、風船葛、吾亦紅。 ベランダで摘みました。 東京では花屋でも野の花が人気だ。豪華な薔薇の花束も素晴らしいが、今の雰囲気とはちょっとずれるかもしれない。持続可能な世の中をみんな潜在的に求めていると思うのだがどうでし…

秋雨や水も滴る役者ぶり

久しぶりに歌舞伎。平成中村屋「操り三番叟」「お染久松七変化」。 赤坂サカスの劇場に行く。TBSビルの跡地ですっかり様変わりしているのに驚く。 面白かった!七乃助がとっても上手くなっているので驚いた。花があって仇っぽくて楽しめた。ストーリーはいつ…

風立ちぬこんなところに連休が

千葉に行ってたらとっても涼しかった。 短い夏でした。 何があっても飲んでるだけニャン。

国会は中継しない秋燕

あべさまのNHKは、昨日は国会中継したのに、今日は朝からチリからの津波放送ばかりで、これは安保法制をやりたくない嫌がらせかと思うほどであった。公共放送としてとっくに死んでいるわけだが、どうすれば生き返るのかのう。これも来年夏まで待たなくてはい…

民草を舐める与党に鉄槌を

なんちゃって、どうなるのかしら。 国民をないがしろにすれば国は成り立たない。一旦成立してしまえば徐々に理解が深まる、なんてよく言うよ。 今はわからなくても結婚してしまえば情が移るもんですよ、ハハハ、って言われてるみたい。 いちにちの命露草民草…

平和なればネコをかまって秋高し

ママ、もっとブラシしてください。 そうそう〜。恍惚にゃ。 デモの後「日本国憲法」を読み返す。 ダンナが貸してくれた永久保存版が「通販生活」の付録というところが渋い。しかし憲法の前文はいつ読んでもほれぼれする美しい文章だ。これがアメリカに押し付…

戦いはこれからなのだ秋暑し

914国会前に。 TwitterでSealdsをフォローしているのでデモのお知らせがガンガン来るわけよ。それで行きました。今回は体感として今までで一番盛り上がっている感じだった。霞ヶ関の駅に着いたら、金子兜太の「アベ政治を許さない」のプラカードを何枚か…

犬好きは思わず涙秋出水

こんなのどかに言ってはいけない。反省。 しかし日本は水害の国だということを再認識。治水ということにどれだけ先人が努力してくれたかを忘れてはいけない。みんながみんな高台に住めないわけだが、そんなところこそ高層ビルにするべきでないのかな。 閑話…