2020-01-01から1年間の記事一覧

水漏れであわてふためく小晦

洗濯機買い替えなくちゃ、とここ数年思っていたが、此の期に及んで蛇口から水漏れが。 洗濯機は他の家電と比べても無いと困ると思う。パンツならともかくシーツとかパジャマとか最早手で洗うのは無理だ。年末なのに。 私が最初に洗濯機を見たのは小学校の1年…

数え日や黒豆きんとん鶏餅蕎麦

これから5日間で年越し蕎麦、御節、雑煮を食べなければならぬ。 年末の強迫観念。 今年は御節を頼まなかったのでツライ。 好きなもの買い揃えて重箱に詰めれば良いと思い、一度やって懲りた。 重箱にはぎっちり詰めないとさまにならない。 料理が動いてはダ…

年の瀬に買ってよかったモノふたつ

加齢により耳が遠くなるのは避けられないようだが、そんな知ったこっちゃないと思っていた。しかし加齢から逃れることは出来ないのだった。 テレビの音が聴きづらくなって、骨伝導、肩掛けイアフォーンなど試したけどイマイチ。 そこでMIRAIというスピーカー…

犬連れて散歩永遠の小春日

いつもの通勤路の坂道を下って大通りに出ると、お座りしている犬が目に飛び込んできた。 若い女性がその犬の落とし物を始末している。その雑種ぶりがすごい。中型犬で顔は柴犬を長くしたくらいの白黒ムラムラ柄で、体は茶黒白のまだら、しっぽの毛は長くてく…

吾亦紅猫の柩に投げ入れる  

小伝馬町の猫のシェルターで子猫をもらい、帰宅して籠を開けたら、そそくさとソファの下に潜り込みまる1日出てこなかった。翌日の夜テレビを見ていると、すつと現れて手を伸ばし私の顔を舐め回した。「ここんちの子になるんだね。」というあいさつだった。あ…

虫カゴで檻をつくりて閉じこもる

日々是好日にゃん。 コロナの日々。 もう4ヶ月以上になるのだわ。 1月には銀座のマツキヨに中国人観光客が押し寄せてマスクを大量買していた。 笑っていたら、全然買えなくなった。オフィスには311の時の買い置きがまだあったのでそれで凌いだ。4月、あ…

ぐずぐずとしているうちに梅雨入かな

片付けしてたら出て来た色紙。病を乗り越えて都々逸。カッコイイ。 高度な技術を持った小さな縫製工場がコロナで危機となった。 そこで医療用のオーバーオールを作る事にして何万枚とできるようになって 早速医療関係者が依頼に来ている、というのをテレビで…

ゴールデンウイークコロナとともに過ぎにけり

休みのような休みでないような、モラトリアムな毎日であった。 いつも以上にスーパーに買い物に行った。 百均は大混雑であった。変な自粛だな~。 今週からは、時短で元の日常に戻る予定である。 今後の消費パターンはどうなるのだろうか。 銀座は消費をリー…

手紙

すばる様 一期一会とか方丈記とかお遍路さんとか芭蕉さん、は私のマレビトボックスに入っている言葉です。 それが折口信夫の言葉とも知らなかったのですが、心に深く刺さっています。 人は誰でもマレビトに会い、誰かにとってのマレビトであるのではないでし…

涅槃西風病といえど先伸ばし

ペスト読了。つまんなかった。カミュの世界に入れなかった。 途中でペストとコロナを読み替えてみたんだけど。 結局どんな災害でも当事者にならないと身にしみないと思った。 コロナが流行っている世界だけど自分も家族知り合いもかかっていない。 コロナに…

春雨やコロナを流してくれたまえ

新潮社の全集、奥付は1964年。15歳の時に読んだことになる。 異邦人は数回読んだ覚えがある。「きょう、ママンが死んだ。」この出だしのインパクトが大きかった。「今日、母が亡くなった。」だったら違う世界だと思う。 で、「ペスト」読みはじめたが、なか…

新緑もさびしき銀座四丁目

ショートケーキ苺を高く銀座春 山口青邨 銀座の晴れがましさをショートケーキに託した句。 三越の地下に美味しい店があったけど撤退してがっかりしたものだった。 その地下食料品街もクローズしている今。 外出自粛要請ではなくて、はっきり「家から出るな」…

梅柄の手拭い折って作るもの

マスクを作らなくてはならない時代が来るとは思わなんだ。 切ったり縫ったりは得意じゃないので、手ぬぐいを折っただけ。30年くらい前から裁縫箱に入れておいたゴム紐がここにきて役立つなんて。断捨離しなくて良かったわ。

生きているリスクは常に涅槃西風

今のところ私の知り合いに、コロナの人はいない。知り合いの知り合いにも居ない。だからこの非常事態がよくわからない。コロナが流行りはじめたころ、正しく怖がれといわれたが、データがなくては判断できない。感染者数の把握を急いでほしい。 私は感染して…

神様は何処にでもいる春の雨

今日からギャラリー一枚の繪は、鎮西直秀先生+土井ふみ子先生の展覧会です。 今回の鎮西先生の新作はアメリカユタ州のモニュメントバレー。 インディアンの聖地。素晴らしい「気」を感じてください。 そのほかの作品も全て世界各地の聖地がテーマです。 作…

子猫ぶる美豚 「大家さんと僕」って「星の王子様」に似ていると思う。 50歳の年の差は埋めることができない。王子様と飛行機乗りの立場くらいにはなれていると思う。その溝にロマンが生まれる。物語は人と人の差異にあるのだ。 立場が違いすぎると理解する必…

立春や三まわり年の違う人

寒っ! バタバタバタバタしていたら立春も過ぎてしまった。 先週出張の帰り「大家さんと僕」という漫画を読みながら帰って来た。大変面白かった。 私は31歳の時に画廊を開き、最初のお客様がSさんという67歳の方だった。 それから22年間、年の開きなど感じな…

冬暖かく水飲む猫の音高く

ひとり酒につきあうにゃ。 ちょっと目を離したらこれだもんね。

新年ととなえる息の白さかな

元気です。 もう新年も10日となりました。 遅くなって恐縮ですが、新年あけましておめでとうございます。 人間と猫三匹無事に年越しできました。ありがたいことです。 ゴーン、と明けてあわやまた湾岸戦争か、と心静まらない年明けでした。 オーストラリア…