みちのくのさらに奥なる赤まんま


 「津軽」読了。
「晩年」「御伽草子」「斜陽」と読み継いで、この本でとっても気持ちが解放された。太宰が好きだと思った。彼が気負わずに書いた故郷の旅。いつもこんな風なら心中なんかしなくてよかったのに、その二面性が運命だったとしても、これが残っていて嬉しい。



 秋風が立ち始めたようだ。「青森ねぶた太宰尽くし」の夏も過ぎ行き寂しい。


真ん中の蜂がすごい迫力なの。謂れがあるはずですね。




このねぶたの狐の目が忘れられない。



帰京してから棟方志功の「板極道」を読んだら、ねぶたを評する部分があって、上手い、大胆、稚拙なところが面白い、とか、一台づつの特徴を書いていて流石であった。