春雨やコロナを流してくれたまえ

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新潮社の全集、奥付は1964年。15歳の時に読んだことになる。

異邦人は数回読んだ覚えがある。「きょう、ママンが死んだ。」この出だしのインパクトが大きかった。「今日、母が亡くなった。」だったら違う世界だと思う。

で、「ペスト」読みはじめたが、なかなか入るのに時間がかかった。最近読書してないもんなー。最近の小説読んでもつまんないと思っていたが、古典になると歯が立たぬ、というのでは女が廃る。読み進むうちに、なんて華麗な文体なのだと思う。翻訳が素晴らしいのだろうけど何故こんなに今のものと差があるのだろうと、考え考え読むので尚更時間がかかる。まだ4分の1ほどしか進んでいないけど、大丈夫、もうオランの街が眼裏に浮かぶようになった。なんちゃって、読み終わったらまたご報告いたします。