だいたんに銀一片を社会鍋    飯田蛇笏

救世軍がいたので寄付したらパンフレットくれた。社会鍋に集まる2千万円くらいの寄付の内訳で一番使われているのは路上生活者であった。地下鉄を降りると地下道にいつもいる人がいて気になって仕方がない。最近見かけないのでそれも気になる。昔の乞食なら座って皿かなんか置いて物乞いしていたのでお金を入れることも出来た。その皿は普通の生活者との接点だったと思う。今は違う。お互い別の星で生きているような案配だ。救世軍が助けてくれていると知って嬉しい。もう一回くらいお金入れてこよう。



こちらの路上生活のみなさんはピカピカです。