お米

スバルさんのブログから


ハシモトさんは無農薬、無化学肥料で、上に他の田が無い、純粋の山の水を使って米を作っている。人手が増えて田を広げたので、今年は沢山穫れた、だれか買ってくれる人を知らないか、と言われた。私たちはごく普通の田んぼで、減農薬のお米を、ごく普通の値段で隣町の農家から買っていて、ハシモトさんのような貴重な米を買う力は、ない、年金生活者だからね。3倍なら安いもの、ということはわかるんだけど。


というのを読んでどうしても食べたくなった。スバルさん経由でお願いして、正真正銘の魚沼産こしひかりを昨夜食べた。お米を研いでいる段階からピカピカ光っていて、食べると弾力のあるひとつぶひとつぶが甘く滑らかに舌の上をすべっていく。水やお米のように、いつでも口にしているものだから美味いマズイはすぐに判りそうなものだが、やはりこれが最上というスケールを知ると強い。判断力に裏付けができる。骨董屋の丁稚には良いものしか見せない、それで、いけないものを見るとすぐ判るようになる。というのは昔から知っている知識だが、もう実感としてびりびりわかるわね。1キロ1200円、高価だが値打ちものだ。うちは最早年寄り2人だから一回に1合しか炊かない。それぞれの家族構成や懐具合で買えば良いので、このような貴重なお米を絶えさせてはいけないと思う。そういう視点がTPPの話なんかに欠けてないかしら。外国の米が入ってくると即農家が全滅するなんてことは無くて、もっと別の問題をすりかえているのではないか。いっぽう私はいわゆる外米というのも好きなのだ。チャーハンはこのパラリとした良い匂いのするお米がおいしい。お米はそれぞれの国の文化だと思う。



寒くなって来た。みんなげんきか〜い。