美術展あまた上野を訪れよ
上野に行くと必ず目に入るこの幕がどことなく父の字に似てるな〜、といつも懐かしく思う。会館に入って誰が書いたのか聞いたら篠田桃紅だった。こんな字なんだとしみじみ見る。まもなく命日の父と同世代だ。
どんなのがいい字なのかと父に聞いたことがある。
最初から最後まで同じ力で書き上げるのが良い、と言われてよくわからなかったがたしかに昔の天皇の書なんてそのように見える。
よい字の判断はわからないけど好き嫌いはある。
いい塩梅に崩されててちゃんと読めるのが好き。
自分は下手な字コンプレックスを克服できずに終わると思うと寂しい。
上野の山は銀杏がたくさん踏まれていて異臭を放っている。
ちょっと前まではホームレスの人が銀杏を拾ってをキレイに洗って一袋500円で売っていたから落ちてなかった。買うのも楽しみだった。それってサスティナブルなことだったと思う。