思い出せ蛍の光窓の雪

ラジオでNHK日曜討論をなんとなく聞いてた。原子力発電の専門家の集まりのようだが、わりとトンデモナイと思ったので書いておく。川内原発を再稼働するのに避難計画は無い、のだそうだ。ないというのは避難できないということだと思うが、その専門家のひとりは、今決めなくても再開しながら考えればいいなどと言うのだ。家を建てる時に「出口がないんだけど、建ててからでいいか。」という人はいない。政府は一貫して原発は安全だという建前を崩さず、その自信はあっぱれとも言えるが、フクシマを無かったことには出来ない。安全の確保は電力会社、避難経路は自治体、なんて重要な部分を切り捌いて、別の権限に任せるというのは国の責任放棄ではないか。それに過去の電力需要をあくまでも発電量目標にしているが、311以後ずいぶん節電型家電が出回りLEDも増え、なにより国民の電気に対する意識が変わっている。それなのに、今年の夏は暑いので、いつ停電するか判らない(番組で何回も言っていた)なんて恫喝だ。昔は原発が山ほど稼働して、電気が余るからオール電化なんか推進していたのだ。C02削減というオブラートに包んで消費者は騙されていたのだと私は思う。明日にでも電力が足りなくなるときちんと説明されて、それでもテレビを見ると言う人はごく僅かだと思う。夏の甲子園は、パブリックビューイングだけにするとか知恵はいくらでもあるだろう。政財界は本当に節約が嫌いな人ばかりなのだな〜と感じ入ってしまった。