端居してももひざすねと暮れて行く

<今朝の日経>
働く女性の服装のカジュアル化が進んでいる。これに伴い足元も定番のストッキングの需要が急速に縮小する一方、このところ「フットカバー」と呼ばれるごく短い靴下が人気だ。足全体を覆うストッキングより開放感があり破れにくいため支持が広がっている。制服がなく私服で働く会社が増えているのも一因だ。この夏の猛暑もあり、職場の装いで快適さを求める傾向が強まっている
(中略)
パンティーストッキングの生産量は2009年に1億3千万足弱と、1991年の10分の1近くまで減った。


女性の数が激減したわけでもないのに20年で十分の一になるのはスゴイ。
洋服のカジュアル化とピッタリ重なる。過渡期に生きるとはこーいうことなんだ。「ぼんち」という映画の主人公は羽振りの良い足袋屋のボンが没落していくのだが、日本では、足袋→ストッキング→パンティストッキング→色々..。という変遷になるんだ。男性は足袋→靴下。ですっきりしている。このすっきりしない部分で、女性たちは試行錯誤を繰り返している。記事にもあるが、女性が会社で働くようになって日が浅い時は、制服があった。制服ってあると楽だと思う。私は楽だった。それに変な服着ているより、よほどきれいに見える。とっても素敵な制服の会社の女性が私服の時、素敵じゃないので誰だか判らなかった事がある。今だとコスプレで片付けられてしまうかもしれないが、着る事は大事な事だから、この辺はよく考える必要があるとおもう。要は清潔感がないと色気も無い。制服着ていると緊張感もある。それできれいに見えると思う。男の仕事着がしっかり定番化しているのも、余計な事考えないで仕事モードに入ろうね、ということかもしれない。そやって色々張り巡らして来た仕組みを今、しこしこ取っ払っているのだ。着るものの行方は何処なりや?

あ、それと謎なのは、何故リクルートの時だけ黒いスーツにパンプスなのだ?面接のおじさんたちがそれを望んでいるのだろうか。普段着ているもので面接に適したものが一着も無いという事なのだろうか。ジャケットとパンツで良いと思うんだけど、黒いスーツでピョコタン歩きの若者を見ると切ない。