のぞみ

ガイアの夜明け」を途中から見ていたら、水を浄化する大阪の会社の社長がバングラディシュに行って、自社の浄化剤を広めようとしているのを放映していた。飲み水は池から汲んできたのをそのまま飲んでいるので、病気が絶えない。でもタダで提供するのでは続かない。社長は現地の女性をセールスレディーとして編成し、一瓶20円で売りにいかせる。一日の賃金が30円の地区である。いつも使っている水に浄化剤を入れると見る間にきれいになる。その水を見ている人に飲ませる。赤ちゃんを抱いている女性が自分も飲み赤ちゃんにも飲ませる。父親は買わないと言うが、その母親はきっぱりと2つ下さい。とお金を出す。子供が昨日までひどくお腹を壊していた。きれいな水を飲ませたいという顔は輝いていた。衛生の概念を広めたい。と社長は言うが、これは政府の仕事だよねー。あるいは簡単な浄化槽を村で作る、とか思う。でもこれが現実だし、そこにボランティアに行ってるのは頭が下がる。バングラディシュにはまだまだ必要な物が山ほどある。それを見ると日本は本当に天国だ。無いモノは無い。でも「のぞみ」も無いかも。それが問題なのかもしれない。


カメラがどっかにいっちゃって無い。それが判っているようにネコどもが可愛いポーズをする。クヤシー。