夜の夏心の縁に錆びた歌
クーラーが壊れている居間でありますが、人間、環境に順応出来るようになっているもので、暑いのにも慣れてきました。でも眠つけないので昨夜は
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パンソリの名人。頑固で人と上手くやって行けない男は旅芸人となる。孤児を二人もらって、芸を仕込む。旅から旅のろくに食べるものも無い貧しい生活。女の子は筋が良いが、男の子は怒られてばかりいる。青年になって男の子は反発して出て行ってしまう。名人は残った少女に薬を飲ませて目暗にする。「恨」が歌えるようになるために。
韓国映画だけれど、ごぜ(変換出来ない)に似た話しなので、引き込まれる。なによりパンソリが素晴らしく、ヒロインの歌がだんだん凄みを増し、なおかつ滑らかになって行くところに醍醐味がある。極貧でも「歌えれば幸せな気持ちになる。」というあたりが歌の魔力に絡みとられた少女の気持ちを代弁している。パンソリが廃れてジンタに替わられていくところなんか日本にそっくり。パンソリは日本で言うと浪花節かな〜。韓流映画というものが流行るより、ずっと前の映画です。