巴里バリ鍼どこにも行かず恵比寿かな


連休前半。初日は休養つまり昼寝。次の日掃除洗濯更衣。午後按摩から帰ると最近知った健康に良いというネットワークビジネ酢が届く。このビジネ酢を飲んでいる知り合いが元気なのと、その家を覆わんばかりに咲いているモッコウ薔薇は土も無いのにその液体を薄めた水だけで大きくなったというので購入した。とろとろ親子丼夕食の後、リンゴ酢のようなそれをコップに半分飲んでお風呂に残りを入れる。お風呂から上がると確かに暖まり胃もカッカとしてくる。それがだんだん耐えられない気持ちの悪さになる。体全体が発光するワラジ虫のような感じだ。昔友人が思いつきで便秘薬を飲んだら血便が出て大腸癌が見つかったと言ってた。私も胃がんでもあるのではなかろうかと思う。悶々としたまま翌日の夕方まで使い物にならなかった。飲まず喰わずだったので夕食に鮭を焼いてご飯と野菜スープを食べるとす〜っと落ち着いた。割とケロリである。翌日は会社帰り友人夫婦と恵比寿のビストロポブイユで夕食。連休の狭間だが満席で客層がお洒落だ。友人に前日の経緯を話す。それだけ具合が悪くて今食べられるのだから良いものかもしれない。全部飲んだらどうなったか教えてね、と言われる。田舎風パテ、タンポポと小烏賊のサラダ、蟹のクロケット、鴨のグリル、タルタルステーキ(時節柄リスクテイクだが。)、クレームブリュレ、バナナのムース、クルミのタルト、私はつっつく程度だが美味しかった。省エネではない琥珀色の照明の中ここはパリと言われたら、そうかと思うような雰囲気。これくらいの明度が一番落ち着くしロマンチックだ。
 
それでそのビジネ酢のそもそもは南米から輸入した「幸福の木」が日本に着いた時、枯れそうになっていたのを復活させた液体がもとになっている、というので家に15年は生息している幸福の木にその由来を教えながら薄めたのをやる。気のせいかピカピカになったみたい。