どんぶり飯かき込む築地冬の朝


日経の朝刊に築地市場を豊海に移す決意を促すような記事が出ていたけど反対だ。合理的でないもの、きれいに見えないもの、だけども人生に直結していることを経済合理性で排除するのは、やめて欲しい。築地が六本木ヒルズのようになってどうするのか。獣道のような市場をブランドショップのようにして楽しいのか。築地にオフィスを移転して、みんな出社するときには町がグングン生きていて活気があって素晴らしいと言っている。銀座だって麻布だってやっと眠りから覚める時間に築地はもう仕事を終えようとしている。そんなふうに町が時間差で生き延びていることを大事にしたい。


シマコが細いコードを噛みちぎる。とんでもないのだけど、人間に自戒を求めているのかも。