孤高とは十二月の朝の月


今朝6時頃の月。二日前が確か今年最後の満月。


さぶい。
シャンプーした髪が凍えるようだ。
ずーっと一週間に1度しかシャンプーしなかったんだけど、リンスもせず、染めもせず、美容院にも行かず、あんまりだと思い至って、2ヶ月ほど前にトリートメントと、ヘアジェルを買った。買っただけのことはあって、髪がしんなりと扱いやすくなったが、汚れるのも早くなった。異物をつけるのだから当然か。昔の日本髪の時代の人はどうしていたのだろう。ほとんど髪結いに任せていたのよね。寝るのもほどくのも結うのも大変そうな髪型を、受け入れていた祖先が信じられない。日髪を結う、という言葉が贅沢の象徴になるくらいだったのだ。今の時代に生きていて、本当に良かったと思う。
それでも和服で正装する時美容院でセットしないと、臥龍点睛を欠くになる。たっぷり、かもじでボリュームアップして結いあげないとバランスが取れないのだ。十月に96歳で亡くなった、着物研究家の木村孝先生に「ごんべいさん、着物の時は美容院に行って口紅つけなさい。」と必ず言われた。それを思い出すと着物着る資格がないなー、と思うけど普段着はいいことにしよう。


デロンギと一体化するしまこ。