ユニクロに破れて久し針供養

銀座のユニクロに行ったら大層なお客さんであった。もうベーシックカジュアルはなんでもある。これにはどんなメーカが束になっても勝てないのではないだろうか。フロアーにはそこここに店員が居て、何か聞かれればにこやかに対応しているが、それは接客ではない。あくまで聞かれれば答えるというスタンスだ。なんだかデジャブな感じがして考えてみたら空港である。空港で積極的に接客されるのはチェックインくらいで、あとは飛行機に乗るだけだ。つまり、洋服を買うという行為も、買ったら着るだけ、そこまで来てしまったのだ。色とサイズ素材袖の長さ衿のカタチ、それが判ればいい。もうインフラの一部なのよ。朝刊の女性雑誌広告の表紙がヌードの小雪さんが背中をみせている写真だった。これってスゴイ暗示だわ。もうモード誌が着るモノを否定しているのだ。オギャーと生まれたら着るモノ引換券100枚渡されて、それで済む時代が来るかもしれない。

Precious (プレシャス) 2010年 01月号 [雑誌]

Precious (プレシャス) 2010年 01月号 [雑誌]