雑念の去らぬ毎日息白し

ぼーっとしてたら、もう30日!なんということでしょう。
69をテイクオフして、どんどん70歳に近づいていくのでボヤボヤしていてはいけないのよ。と言っても日常はそうそう変えられない。


夫・車谷長吉

夫・車谷長吉


表紙の絵手紙は車谷の自筆、こーいう字なのだ。納得。
作家と詩人の結婚。この場合夫の才能を最後まで見届けるという高橋順子の気持ちが淡々とつづられている。作家の日常って、こんなに旅行ばかりしているのかという気もする。吟行人生に見える。
 しかし結婚って不思議だ。無頼な二人の非凡な結婚生活とも言えるけど、凡人同士の結婚の方がもっとヘンだと思った。高橋は車谷の才能に惚れていると思われるが、普通の人は何を見届けるのだ。
そんなことを考えてはいけない、わね。