黄昏の札幌はもう冬支度


親戚の結婚式で久しぶりの札幌。1歳になる前に東京に来てしまったので思い出は多くはない。しかし父の故郷だし、小雪の舞う町を歩いているとなんだか懐かしさがこみ上げてくる。大通公園の通りはいつ来ても森のようでエレガントだ。






道立近代美術館。お付き合いいただいている作家の作品がたくさん出品されている。時間がなくて駆け足で見たけど、ゆったりと展示されていて良い雰囲気だった。




 空港で、出発便を待っていて、なんで搭乗アナウンスがないのかしらと、時計を見たら、出発時刻10分前だ。違うゲートに居ると知り、慌てて走れない足を引きずって3つ先の搭乗口に、乗るとすぐドアが閉まった。ホテルの朝食券も見失い、歳事記もホテルに忘れてきた。己の老人力強化を実感した。たまに違った環境に自分を置くことは大事なことだと思う。



 結婚式に出席する黒いスーツを着て、千歳に着いて、ユニクロのダウンコートを着た。式場で知らない人がいっぱい白いものが付いていると、親切にもつまんで取ってくれた。ビトンの毛かと、恐縮したが、それはダウンの毛であった。黒いもの着る時はダメだわ。


濡れ衣にゃー。