テロリストが配信される虎落笛

 

2015年はどんな年になるのだろう、と言ってうちに悲劇が起きた。信じられない気持ちだ。これが21世紀なのだ。対岸の火事スマホの中で燃え盛っている。

武田邦彦先生のブログから。

憲法は前文で「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。」と述べ、本文で「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」とある。」


今回のことで報復をいうことを、本人と家族はもっとも望まないだろう。憎悪は止まるところを知らない。祈るしかない。無力感に襲われるが、自衛隊を送るなどは頭がおかしいとしか思えない。ガンジーというのは偉い人だったと思う。

 テロリストを日本語でなんというのか調べてみた。暴力主義者とあるのだが、テロという語感にはもっと背筋が凍るような響きがある。その見えない敵から全力を挙げて救出に努力すると、再三答えた為政者に、特別な手段があったとは考え難い、あったとしても失敗した、なぜ失敗したかということを明らかにしてほしい。それがわからないのならば報復というのも言葉だけのものでしかないと思う。