ダマスカスの話する寒夜かな

 昨夜は京料理をカウンターで。
ご亭主が吉兆で修行したのは知っていたが、その後青年海外協力隊でシリアに2年半いたと聞いてビックリ。ダマスカス織とかダマスカスローズという赤い匂いのいいバラの花の話とかする。当時はまだ独裁政権で治安も良くきれいなところだったという。複雑な気分になるわね。アラブの春、といわれた後はみんな紛争地だ。独裁者を追い出したのに、他の悪が生じる。悪の絶対量は変わらないのだろうか。どうしてあんなに複雑なところにイスラエルを造ったのだろう。私になんか千年かかってもわからないと思うが、わからないで済まされない事態になってきた。日本の専門家ってすごく少ないと思うのだが、腰を据えて取り掛からなくてはいけないと思う。敵を知り己を知れば百戦危うからず、という。なんだか政府がなんにもわかっていない感を漂わせているように見えるんだけど。お金ばらまくしか能がないんです、って言ってるみたいで。



ネコの世界はわかりあえると想うニャ。