沢庵のようにほどよく歳とるべし

 昨夜は料理写真家で料理家の西川治先生が、世界中で買い集めた食器を展示即売するというので出かけた。朝からたくさんのお客さんが見えて私が行った時はそれほど点数が残っていなかった。2,000点ほどもあったそうで、写真の脇役と思えばそれは膨大な数になるだろうなと思う。何事も中途半端ではできない。私がたらコスパゲッティを初めて作ったのはクロワッサンに出ていた西川先生の記事を見たからだった。タラコの中身を出したら、皮はこうするんです、とペロリと食べちゃったというのが印象に残って作ると必ず思い出す。会場は目黒の外れでクラスカという北欧の場末のような雰囲気のホテルだった。悪い意味で言っているんじゃなくて、質素で質が良いということです。氷雨も降っていて旅をしたような気分になった。家に帰ったらすばるさんからマーマレードと沢庵が届いていた。名人の味。私はどちらもなくても生きていけたんだけど、すばるさんのを食べたら禁断症状が起きる。うれし〜〜。それで今日は良い誕生日です。