すてられぬもののひとつに毛糸玉


 なんて去年作った句。句ができて嬉しかったけど、毛糸玉はわんさと残っているわけ。ほっとけば私が死ぬまで毛糸玉のままである。それで一念発起して編むことに。目が悪くなったから模様編みは日曜日の昼間に。考えなくても編めるところは夜にする。20年ぶりぐらいに編み棒を持ったので編めるかどうか不安だったけど、手に毛糸と編み棒を持った途端に編めた。体には脳と別な機関があるのだと実感する。若いときにいろいろ覚えるべきでした。後悔先に立たず。


肉球のあたりが好もしいにゃん。