冬ぬくし手帳を選ぶ本屋かな

 

 本屋に来年の手帳を買いに行ったら、私くらいの年の女性二人とすれ違う。「私ね、もう面白そ〜と思う本でも買わないことにしたの。」という。え、それでどうするんだと、引き返してそばで立ち読みのふりをする。「母がね、よく本を読む人だったので、それをかたっぱしから読んでるの。ちょっと偏るけど、もう買わないことにしたの。」なんですって。銀座の本屋の中でこんな話するってなんだかな、と思うけど、我が年代はいい加減消費に飽きたのかもしれない。
でも私は本は買います。本を買う予算は別口です。読む本がないと落ち着きません。

 最近読んだのはこの2冊です。
憂鬱になること保証します。
戦後というのがどういう時代であるのか。(過去形ではない。)
戦争はまだ清算されていない、ということがよっくわかります。
 国民は「寄らしむべし、知らせるべからず。」な世の中に生きて判断能力を失っていると。
法治国家ではなく、既得権者の都合の良いようにできている、と言われればそのとおりのような、、。

街場の戦争論 (シリーズ 22世紀を生きる)

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本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (戦後再発見」双書2)

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