刺青の雨に濡れてる蹴球場


サッカーワールドカップを見ていて、「つまり、私が見ているのは世界クラスで稼いでいて、かついい男達の集団である。」ということに気づいた。競技場の外ではデモが行われている。格差社会を目の当たりにしているのだ。それでも才能があれば一発のし上がることも出来るというわけだ。ブラジルとチリのPKまで行った試合を見ていて、観客席を埋め尽くしたブラジルの応援席はほとんどが富裕層だという記事も見た。成功した人間があの球場を埋め尽くしているのだ。こんなことで複雑な気分になるのはなんでだろう。今の日本の状況が切羽詰まっているからだろう。明日には集団的自衛権行使を閣議決定するという。2014年後半が、そんなニュースでスタートすることになるとは思っていなかった。


ニンゲンはおろかニャ。