本年は創業45周年月刊誌500号の年なりき

で、読者のお葉書を沢山いただいている。まとめてクリッピングしたコピーを読んでいて、どんどん頭が下がって来て机の下に潜り込みたいほどありがたいと思った。旅には行けないので絵の中で想像力を膨らませて楽しんでいる、掲載作を模写している、何を描いていいか判らなくて、モチーフ探しに参考にしている、発売日を楽しみにしている、等々、本当に絵が好きだというお気持ちがビンビン伝わって来る。月刊「一枚の繪」の主な読者層はオーバー60歳の皆様である。ほぼ私と同じか上の世代である。退職して、前から好きだった絵を描き始めたという方もとても多い。皆さんのご期待に応えられるように頑張らなくっちゃね。一方にマンネリだ、画廊に来てみたらちょっとがっかりした、というご意見もあった。油断してはいけない。何か言っていただけるうちが花なのだ。本屋さんがどんどん減って、出版社の売り上げが低迷して久しい。全ての雑誌書籍がデジタルに変わるとは思えないが、長い人間の歴史を見れば印刷物が出来てから500年くらい、これから100年でどうなるのか、誰にも判らない。しかし昭和生まれは活字文化で育って来た世代である。出来ることを日々感謝してやるしかない。それが人の道というものだろう。本当に本当に皆様ありがとうございます。



わたくしからも



ありがとうございます