土降るや除染をあざ笑うごと

日曜日の昼過ぎに上野に行く。山自体が霞んでいて、黄砂だか花粉だか放射能だか知らぬが、突風が吹き荒れて時々歩けないほどだ。出てくる前にNHKの政治討論で、復興の一丁目一番地は「除染」であると知事が力強く言っていたが、本気なのだろうか?幼稚園のグラウンドを除染したとして裏の山はどうするのだ。表土は風が吹けば好きなところに飛んで行くのに。それで眼も鼻も髪もぐちゃぐちゃで、絵を見ても集中出来ませんでした。出直そうと思います。今朝はそうだ、ネッカチーフというものがあるじゃん、と30年もののフェラガモのスカーフを頭に巻いて手持ちで一番大きいシャネルのサングラスをかけて気分はヘップバーンだったが、ウインドウに映る自分はロシアで食料品を買うために並んでいるおばさんのようであった。いやだなー、花粉ってゴールデンウィークころまで飛ぶんだもんね。ツライ。