ナルキッソス鏡眺めて咲くを待つ


地下鉄で化粧に没頭している人を見ても驚かない。しかし昨夜は手鏡を手にした男子が毛抜きで顎の髭を抜いているのにはたまげた。痛そうだし見ないようにしていたが、そのうち毛抜きは仕舞ってじっと鏡を見て髪をいじったり髪をいじったりして日比谷から恵比寿まで立ったままそうしていたのだ。女子ならマスカラやらアイシャドーやら口紅やら動員するものは多数あるが、男子だからただ見つめていたのかしら。口紅つけたりする日も遠くなさそうだ。



ケショウなんて必要ないにゃ。じゅうぶん派手だにゃ。