冬の雨嫌いなはずの料理くふ

自壊する帝国 (新潮文庫)

自壊する帝国 (新潮文庫)

面白いっ、て薦められる本でもないけど、つまんなくはない。筆者が外務省ノンキャリとしてモスクワに8年近く赴任した時代の話し。彼は大変な教養人だけど、それと共に人脈を広げて協力者を得るためには強靭な胃袋と肝臓が必要なことが良くわかる。私のまったくつまらない感想ですが、私は甘酸っぱい料理を好まない。出されれば食べるけど酢豚なんかを自分で頼むことは無い。この本にロシア人もそーいう味が嫌いで、中華料理を好まないって書いてあった。母はハルピン生まれ育ちでロシア文化の環境に育った。そーいうわけだったのね、と膝を打った。なーんだ、そうだったんだ、今度甘酢料理作ってみよう、と思ったのだ。原因が判るとそれから解放されるって、こーいうことだったんだわー。