冬生まれ心冷え込む誕生日

誕生日の前後は毎年なんとなく鬱になる。きっと生まれるの嫌だった記憶が残っているような気がする。友人が確信に満ちて言うには「死ぬのはほとんど誕生日の前2ヶ月だ」というのがあるんだけど、(何が根拠かわからんが)不安定な時期なのかもしれない。最近は人生ってただの長〜〜い一日のような実感がある。もう、とっぷり日も暮れてきちゃって、寂しいわ、なんて思うのが鬱なんだわ。

役にたたない日々

役にたたない日々

そー言う気分の時に読むのにぴったりの本読み返す。佐野洋子の本はどれを読んでも他人と思えない。この本で彼女はガンであと2年と言われ、その足でイングリッシュグリーンのジャガーを買う。そして、こんな男を求めてたと思う。しっかり包み込んで守ってくれるような。全く悲壮感無く書いているのは凄い。なにかに「彼女は近作でガンを告白している」と書かれていたが、ガンだからってなんでも「告白」というのはヘンだと思う。人間誰でも死ぬのだ。死因が予測出来たことを告白というのかな。それほど触れてはいけないことなのかしら。



人生は廻る輪のように (角川文庫)

人生は廻る輪のように (角川文庫)

そー言う時はさらにこれをお勧めします。
「死」のオーソリティーと知ってたけど、もっと際物かと思って読んだことが無かった。非凡な女性の一生としてたいへん面白かった。




うつ、ってなんだ?