市川崑第二弾。
いや〜、面白かったわ。デカダンスという言葉を久しぶりに思い出した。
京マチ子、雁治郎、仲代達也、叶順子いずれも濃い演技とキャラクターの作り込みがスゴイ。しかし見終わってからデジャビュに襲われた。2日経って気づいた。谷崎の原作の挿絵を棟方志功が描いている。映画の登場人物は明らかにその挿絵の人物から影響を受けていると思われる。京マチ子の肢体のエロチックさなど志功の線そのままなのよ。ストーリーと骨董品の絡み方とか脇役の存在感とか映画を見た!という満足感がありました。