俳句という楽しみ
- 作者: 小林恭二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/02/20
- メディア: 新書
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著者の小林恭二が俳人の坪内稔典を評して、「評価が定まらないと難しい作句方向で損をしている。今は評価して欲しい人ばかりで、評価をきちんとするという土壌が無い。」という主旨のことを書いている。坪内は「たんぽぽのぽぽのあたりが火事なのよ」など言葉遊びのようなシュールな作風だが、伝統俳句とは明らかに違うのだろう。されどどこかで〔よくわからないが)一定の評価を受けているので認められた、という経緯なのだろう。
認めるという行為の難しさ。「見て見て。」というばかりでは文化は痩せていくしかない。