身なりとは整えるもの冬薔薇


クリスマスも終わってなんとなく落ち着く。
何が落ち着くかって、この冬何を着ようか、って考える気持ちが落ち着く。バカみたいだと思われるだろう。そう、バカなんです。
しかし12月1月は、何かと行事が多く、着るものの心配も多い。
それに今年は冬の立ち上がりが遅くて、暑くて予定のものが着られないことも多かった。
厚手のブラウスとか、軽いスカートなんかが欲しかったけど、どこを見ても同じような無難なものしかない。それなら、あるもの着てれば間に合う。
唯一ユニクロで普段着のざっくりしたセーターを2990円で買ったのだけど、これのクオリティーが高くて(よその店で丸が一つ多くても買ったと思う)これだけの満足感を得られては、逆に洋服買う楽しみが減るような気がする。昔は気に入ったものを探すのにとても骨を折ったから、手に入れた喜びも大きかった。今はそこのユニクロ行けばそこそこどころか、いいものが買える。皿拭きの布を買うのと、さして変わらぬ気分と時間で身だしなみが整う時代なのだ。


数年前だが絵描きのT先生は個展の時、どれも素晴らしい織りのお着物を二週間、毎日着替えていらして眼福であった。
お洋服はお召しにならないんですか?って伺ったら「腐っても鯛ですから。」というお答えだった。ムムム。