短夜や明けて重たき髪を切る

 暑い。
 熱中症は家の中で起こる、とテレビで言っていたが、日中の熱がこもってコンクリートの家は夜になっても冷えないのだ。ぼーっと起きて、髪が重いのだと思う。背中の半ば程の長さの髪を寝るときは一本に編んでいるが鬱陶しい。それで切ることに。自分でカットするなんて生まれて初めてだ。耳から上の髪をクリップで留めて、留めていない下の方だけ10センチばかり切る。ザクザクになった感じ。ちょっと切りすぎてまとまり難いかもしれない。それだと元も子もないのでそこで止める。セミロングの髪の上に長い髪のカツラをのせているような塩梅だが、どうせアップに纏めるので大丈夫。ぐっと軽くて涼しくなったにゃん。



ニンゲンってなんで頭の毛だけのびるのにゃ。