あと幾つバッグ買えるか花野まで

 

 持ってるバッグを徹底的に整理した結果新しいハンドバッグが欲しい。所望するのはA4サイズが入るトートタイプである。40年程も前に、母とローマに行った時、マダム達に大変流行っているバッグがあって、「あのお玉杓子みたいな柄のバッグが欲しい。」と言う母の希望で、ゲラルディーニという店に行ってバッグを買った。軽くて使いやすく、母は亡くなるまで様々な色柄形を使っていた。あれにしようかな、と思ったらウチノモノが白いカッコいいのを持っていた。先を越されたと思って迷ってたら銀座通りの店で、これも大昔に使っていたブランドに再見した。ボルボネーゼというバッグで、スエードのしっとり手触りが気に入っていたが、朱肉が付いて泣く泣く捨てた思い出がある。その合成皮革が出ているのだ。懐かしいので買った。モチャっとしたうずら柄が好きなのだ。バッグってこれまで幾つ買ったのかしら。百個は下らないわね。あ〜あ。



ニンゲンにあってネコにないのは物欲です。