都民置き去りする事なかれ都知事選

お正月の二日、夫が都知事選は自民公明民社相乗りで舛添だって、とネットを見ながら言うので、それはないだろうと「田中康夫さん、都知事に出馬してください。」とツイートした。数分後から沢山リツイートされて、先週ご本人に画廊にお寄りいただき色々資料をいただいた。デビュー作を読み、時々雑誌の文章を読み、神戸の震災でボランティアをされ、長野県知事になられた。その辺を遠くから知っているだけだったが、都知事には彼が最適でないかと前から思っていた。「なんとなく、クリスタル」という、膨大なディテイルで出来た小説の作家である。知事時代の政策もきちん細部を押さえているのに感銘を受けた。一例をあげれば、道路の鉄のガードレールのかわりに、間伐材を使うことにしたというのがあった。見た目にも美しく地産地消、雇用も生まれる。それを実行したのが素晴らしい。
 
 今週は殿ご出馬で、状況が大きく変わった。都知事選の話題が句会で出た時に、一番若い句友が、「殿はどうせ途中で放り出すんですよ〜。もっとちゃんとした人出ないのかしら。」と嘆くので、田中康夫どうでしょう、と聞くと、「康夫チャン、実家の近くのトンネルが崩壊して死人が出た時、すぐに予算付けて直したんです。彼はいい。」と言っていた。彼女の出身は伊那谷なのだ。実績は強い。信頼が置ける。
そういうわけで、今回じゃなくてもきっと都知事になってほしいわ。