春愁やよくわからないTPP

昨日の東京新聞の書評。赤瀬川原平の「利休ー無言の前衛」。
映画「利休」の脚本を書くためにそれまで無縁の茶道に近づいた著者は「お茶を入れる、その入れ方が次第に儀式化していくというのは、生きていることの不安によるものではないか」と記述する。評者はその記述にドキッとさせられたと書いている。私もドキッとした。確かに儀式化されていることは身の回りに溢れている。会社なんか儀式だらけだし、家計簿つけたり、手帳に予定を書くことだってそうだ。俳句なんかその極みではないか。それでちゃんと読まなきゃと思い本屋で探したが見つからなかった。本屋に無くてもいつでもAmazonはお側にいるのだが、今日のtwitterで、日本の本屋は消費税を払うがアマゾンは払わない。なぜなら取次との契約がアメリカ本社となされていて、本は全部アメリカに出庫していることになっているから、というのがあったので考えてしまった。TPPに加入するとこーいうグローバルルールが適用されちゃうという趣旨のツイートだ。日本から輸出されるものはなんでも消費税込みの価格で引き渡されるが、消費税分は戻り税として還付される。だから自動車等の大企業は消費税値上げは痛くも痒くもないと聞く。ホントかな〜。難しい時代だな。


春愁??