えらい、師走の名付け人


寒くなりました。ギャラリーでは「歳末感謝祭」絶賛開催中です。15日土曜日までですのでどうぞお越しください。この景気にもかかわらず、お好きな絵をお求めいただくお客様に支えられて幸せです。



その未来はどうなの? (集英社新書)

その未来はどうなの? (集英社新書)


またか、と思われるかもしれぬが橋本治です。私もあなたもどうして良いか判らないこの選挙。「政界再編」はもはや政治家が自分たちのあり方を守るための細分化でしかない。」と看破しておられます。

(抜粋)  
 私にすれば、民主主義が「なにも決められない」という状態に陥ってしまったのは、自分の利益ばかりを考える自由すぎる王様を放逐して、国民が「自由すぎる王様」になった結果です。だから「王様のあり方」は王様に尋ねれば良いのです。自分の利益ばかりを求めていた王様は、その結果すべてを失いました。「王様」になってしまった国民だって、それは同じです。だから「自由すぎる王様」になってしまった国民は自分以外の「国民のこと」を考えなければいけないのです。


なんだか、ピン、とくるものがありませんかね。私はそうだそうだ、と思いながら読み終わりました。選挙前にご一読をお勧めします。