いちまいのえづくし

画廊では11日まで、お取り引き作家の新作150点を展示しています。
当社は毎年6月に「すずらんパーティー」と銘打って帝国ホテルで展示会をやっておりました。その40回目が終わった直後がリーマンショックでした。次はちょっと縮小して、というのが4年目になってしまいました。お客様に、800点ほども展示したあの規模はもう出来ないと思います、とご挨拶したらシュリンクしたら何も出来ない、頑張ってもう一度やってくれと言われてしまった。余計なことをいうものではなかったが背伸びをしなくては大きくなれないのは確かだ。高度成長期にはそうやってみんな大きくなったのだ。そして縮小均衡というのも本当に難しい。大きくなるのはどんどん行けるが、縮小しすぎれば無くなっちゃう。小さくするのだってお金もかかるのだ。先月平成中村座の芝居を見に行った。歌舞伎座が無くなってから初めて。久しぶりなので面白かったし、閉めていた窓が開いたような気分になった。脳の一部にすーっと風が吹き込んだような。こーいうことが大事だな、いろんな流れをよくしておかなきゃ、と思ったことだった。絵を見るのもそうなんですよ。お越しください。お待ちしています。


身の丈にあったカゴをさがしたひ