桜蕊散るわたくしはすらんぷに

なにがスランプだ。ブログが。
なんのために書いておるのか。
書くほどのこともない。
つまんないことしか書けないのに。


で、気を取り直して何でもいいから書く、と。


 銀座には有名な同伴、といふシステムがあります。お店に出る前にお客さんとご飯を食べるというものです。最近は不景気なので、値段が手頃なお店でも散見されます。でれっとしたお客さんとホステスの会話はなるべく耳をそばだてて聞くようにしています。面白いんだもん。そのフレーズを初めて聞いたのは、もう3年くらい前でした。それから何度も聞くようになりました。それは「こんな美味しいものを食べさせてくれてありがとう。」というものであります。最初はちょっと気の利いたこと言うのね、と思いました。しかしズイブン持って回った言い方です。刺身をやった猫が「にゃんにゃにゃにゃないにゃにゃにゃにぇにゃにぇてなににゃにゃう。」って言う感じです。ほとんどの人はこーいう言い方考えつかないと思うんだけど。しかし同じフレーズを何度も聞くに及んで、これは「銀座ホステスの流儀」(推定)というような本、またはマニュアルに載っているに違いないと今は思っております。でもなんだか言いにくい、心から出て来なさそうな言葉です。これを読んだ女性諸君、今度誰かに使ってみてください。そしてどんな感じがしたか教えてくれたまへ。