馬追いが跳ねて逃げゆく銀座かな

ビルの壁に止まっている大きくておなかの辺が赤い虫、触ったら跳ねて行っちゃった。やっと長い台風も去って今日は爽やか。それでも銀座は人出が少ない。デパートも中国人観光客がめっきり減って去年は人ごみを縫って歩くのも難儀だったのが嘘のようだ。賑わいが無いと街に活気が生まれない。とにかく福島と原発の問題をどうするか解決の方向をつけないと日本はじりじり衰退していくのじゃないか。先が見えない、ということだけが見えている。こーいう時はどうすればいいのかしら。南無阿弥陀仏かしら。新しく購読を始めた東京新聞の朝の連載小説が五木寛之親鸞。もうすぐ300回だけど、今親鸞法然の考え方の違いに入る所で興味深い。新聞小説は一冊の本で読むのと印象が違う。新聞の方が毎日のお楽しみでじっくり読む。それだけ印象に残るように思う。で、なんまいだなんまいだと念仏を唱えることで成仏ってわからぬでもない。祖母はいつもなんまいだと唱えていた。おばあちゃん、仏様になった?