デフレのもとは富裕高齢者

というのが「デフレの正体」の論旨のようである。ようであるって、読み終わったんだけど数字やグラフがイッパイで正直読みにくかったのう。結論のあたりでくたびれちゃった。それにこの状況はみんな肌で感じているのではないだろうか。年寄りの消費生活は細るのは当然。買うべきもの持つべきものはほとんど持っている人が多い。何故なら今の高齢者は高度成長期とともに年を取って来たから。その年寄りは短い老い先が心配で、お金だけは溜め込んで使わない。それなのに世の中の生産体制はコスト削減しながら、そのままを維持しようとしている。そのコスト削減の対象は若者の雇用や人件費で結局消費が細る。若者に(要するにまだいろんなものを買いたい)お金が回るようにしなくては折角作ったものも不良在庫になるだけ。その結果デフレがはびこる。要するに血の巡りが滞ってしまう、ということでしょうか。そんなこといっても人件費を目の敵にして来た企業が、はいそうですか、と言うとは思えない。頭の中身を取り替えなくてはそーいう考え方が出来ないと思う。若い人を世の中に送り出す学校教育。ここを強化すべきだと思う。きちんとした日本語が出来て常識があって礼儀正しければ欲しい企業はいくらでもある。さらに外国語が出来たり、ホームページの構築が出来たりすればチャンスはもっとある。若者に我こそは優れた人材たらん、と思わせる自信を与えることが大事だと思う。
 とりあえず富裕なお年寄りの財布を開かせることを考えるのが私の世代の役目かしらね。自分が使うことも含めて。読むの疲れたけど頭の整理には役立ったかも。