子猫飼う思いはいつも夢の春

こんなメールをもらいました。



一子おばちゃま

こねこ、2匹が残ってしまいました。

2匹とも、生後一ヶ月の♂猫です。
8月27日に丹沢の崖の下に、兄弟で捨てられているのを保護しました。

クロネコは くろくま社長
チャトラは 金星せんせい と呼んでいます。

くろくま社長は、悠然と構え、お腹と赤い舌を出して眠る、笑いを誘う温和な性格
金星せんせいは、こちらの頭が下がるほど、その高貴な姿に学ぶことの多い猫です。
ふたりは大の仲良しですので、兄弟で飼ってくれる方がいたら大歓迎ですが、
一匹ずつでも、構いません。

ブログを見て、もし、興味を示す方が居られたら、
私のメールアドレス 
携帯番号
をお伝えして頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

まだ暑い日が続いているので、
こねこの為に、ひとはだ脱いでいただけると、嬉しく存じます!


桃子

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私のゴンベイというハンドルネームは、桃ちゃんの家から来た白黒猫の名前です。

ある日動物好きの桃ちゃんのママから電話があって「白黒の可愛い子猫をご用意しておりますのよ。」と言う。彼女の家には、猫、犬、ウサギがおるので遊びがてら出かけてみた。そこには主であるところのチロベイという18歳の猫がおるんじゃが、ゴンベイが来たとたんに家出してしまったというのじゃ。家出と言っても庭や塀の上を歩いて家を覗き込み、ゴンベイを見ると姿を隠してしまうのじゃった。
 桃ちゃんのママは結婚してすぐに、ダンナの赴任先ニューヨークに、泣く泣くチロを日本に残して行った。まだ新米の社員が猫を赴任先に連れて行くなど、当時は非常識なことじゃった。チロベイは何も食べなくなりやせ細るばかりと東京から連絡が来る。そのチロと毎日泣いてるママを放っておけなくて、チロベイは貨物で送られた。ニューヨークのだだっ広い貨物倉庫で、ママは「チロベエ〜〜〜」と叫んだ。(ママの声はでかい胴間声なのじゃ。)すると、その倉庫のどこかでチロベイが「ニャー」と答えたのじゃ。めでたしめでたし。というようなストーリーのあるチロベイを放っておけない。ゴンベイをもらっておくれ。ということで、キョットーンとした顔の子猫を、我が家に引き取ることにしたのでした。「ゴンベイ、バイバイ」と言って泣いた桃ちゃんは小学生でした。昨日のことのようです。その桃ちゃんも鉄を扱う彫刻家になったんだけど、今はナニをしておるのかしら?可愛い2匹を欲しい人いませんか? とここまで書いてメールチェックしたら、2匹一緒にもらってくれる人が見つかったんですって!よかったよかった。

チロベイは我々の車が行ってしまうと、何事も無かったかのように帰宅されたそうです。