ガード下朝のビールと夏の風

銀行で思ったより手続きに時間がかかり、うんざりして外に出たら、ガード下の風景に目が引き寄せられた。店の外の赤と白のチェックのテーブルクロスのかかった小さなテーブルに、おじさんが二人、向かい合ってビールのジョッキを前に、つけ麺を食べている。初夏の気持ちの良い風に吹かれて、さすがの渋谷の街もまだ混み合わない時間。おなかの底から羨ましかった。



いなかのせんきょ (祥伝社文庫)

いなかのせんきょ (祥伝社文庫)

あ〜あ、日本人って政治というより選挙が好きなんだと思う。血湧き肉踊り、上手く行けば利権が手に入る。今の政局だって参議院議員選挙だけを目標にして来たから、長い目で見たこの国の行方なんか考えても考えられないから、の結果だと思う。それをスゴクシンプルに書いた小説。スラスラ読めて、同感する。


藤原新也さんのブログ。ぜひお読みください。
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php