アポに行く途中でメジロに捕まった

麻布十番の駅に行く途中、緑のフワッとしたものが落ちているのでよく見たらメジロだった。死んでるのかと思ってのぞき込むと目を開けている。そのままにしておけば自転車にはねられるか踏みつぶされると、手を伸ばしたら人差し指に止まってしまった。そのまま数十メートル歩く。すれちがう人が不思議そうに見る。「あのー、いりませんか..。」というとイヤイヤと行ってしまう。近くに住んでるメジロじゃないウズラに助けを求めようと電話するが不在。そのうちすこーし羽を動かそうとするので近くの植え込みの木に指を近づけたらそちらにヒラリと飛び移ってくれた。後ろ髪を引かれる思いでその場を離れた。まだ指にしがみついていた爪の感触が残っている。たった数十グラムの命だけど、生き物は愛おしい。