慕情

17年ぶりの香港。ジェニファージョーンズがマドンナになってた。

「あらー、ずいぶんお変わりになったのね。」「整形しましたの。きれいになりましたでしょ。」「.......(あじがなくなったのー。)」




現在の香港は中国本土をバックに控えた圧倒的なエネルギーが渦巻いていた。昔は香港に来る外国人観光客のトップは日本人だったが、今は中国人。観光客総数も年間一千万人を越えたそうだ。中国人観光客のお目当ては、日本の電気製品、ブランド品、宝石貴金属の順番だそうだ。その結果街中ブランドショップが溢れかえっている。昔は刺繍小物や英国の陶磁器なんかを買うのが楽しみだったが、もーそんなのは駆逐されている。あってもクオリティーが落ちる。時代は変わったのだ。小さな香港島中高層ビルがドンドン建って、岩に藤壺が繁殖しているようだった。
思うに、香港の魅力は、西洋と東洋の入り交じった退廃的な妖しさだったのだと思う。ホントーにお金がすべてよっ、て実感しました。



アバディーン。昔は水上生活者の小舟だらけだったが、今は豪華ヨットがイッパイ。



 
2泊3日だから、昼夜3食しか食べられないけど、楊貴妃の食事を再現した「唐閣」の料理ははなかなか。

 牡蛎一粒を甘い味付けで揚げたモノ。一口では食べられない大きな牡蛎
 パパイヤとメロンと銀杏のスープ。前者2つは一口大で入っている。スープが銀杏を漉したものらしい。
 フカヒレのソテー。スープじゃなくて春雨炒めのよう。贅沢。
 エビ、椎茸、青菜と忘れた、が3段の蒸籠にそれぞれ入っている料理。
 卵の白身のチャーハン

中華のイメージを覆す淡泊で上品な味でした。                                                                                                                                                                                               

銀杏スープを食べているとき、ご一緒のお客様が「銀杏は茶封筒に5,6個入れて電子レンジでチンすると簡単に皮がむけますよ。」って教えてくれた。スゴク貴重な情報だわ。栗はダメかしら。

最終日はホテルの朝食をパスして、空港でワンタンメン食べた。美味しかった。