場数はだいじよ。

日曜日、絵の現在選抜展受賞者の表彰式。
久しぶりにからりと晴れた気持ちの良い門出の日。
今年の金賞は田中章恵さん。ふんだんなモチーフが作品の中にひしめき合う独特の画風が面白い。受賞は終わりではなくスタートなので、どんどん作品を伸ばしていってほしい、という旨のスピーチをする。受賞者でもその後作品が良くなってファンを増やしていく、というのは簡単なことではない。受賞作が素晴らしくてもそれきりになってしまう場合も多い。ま、人生ってそういうことの積み重ねだけど。それで久しぶりに着物着る。最近古い映画ばかり見ているので着付けも影響を受ける。つまり長襦袢の上に着物はあくまで「纏う」というところを目指したい。なんちゃって、これも場数だからそんなに簡単ではない。なんでも場数。というのが最近の私のうちなるスローガン。人生の時間は限られているのだからナンの場数を沢山踏むか選ばなくちゃね、と思うのも年のせいか。