「絵の現在」選考会

今日は選抜展の選考会。
今年の応募作品322点から8点を選ぶ。毎年のことで楽しみでもあるし、緊張もする。どの絵も一生懸命描かれて並ぶわけだから、そのオーラでかなり疲れる。最初はただただ直感で選んでいくのだが、絞り込まれていくうちに段々その年のトレンドというものが見えてくる。粒も揃って来て最終選考に辿り着く。6名の審査員の意見が割れることは少ないが、賞のランクについては、協議になる。金銀銅山紫水明、DO繪賞と5種類あるが、成績点が出るわけではないし、結果的にそれぞれの審査員の好みとなるのは仕方ない。私は商売だから売れる絵が欲しいのがアタリマエ。選考してもその後なかなか絵が描けない作家もいるし、どちらも真剣勝負の賭けだ。今年は昨年よりかなり応募者が減った。これも経済的な状況が影響しているのだろうか。