ネコ越しに見る悲情城市

はてなの、どなた様かのブログに、トニーレオンが北京語を話せないので、物語の中心となる四男を聾唖の設定にした、と書いてありました。その結果この映画の静かな哀しみが強調されて、とても成功だったと思う。

舞台となった台湾の九分に行ったのでDVDを見る。
「面白くない」って台湾のガイドさんが言ってたけど、面白くはないわね。終戦の1945年から、蒋介石が台湾に渡って臨時政府を建てるまでの不安定な4年間の物語。4人兄弟に起きる、ディザスターが淡々淡々と描かれる。字幕が見ずらくていろんな人が入り乱れて筋は良くわからん。17インチパソコンを30センチくらいのところから見ている日常で、20インチのテレビを2メートルほど離れてみるのは無理なのかなー。だからテレビがどんどん大型化しているのかしら。でも情感のある、印象的なショットが沢山ある映画。

悲情城市 [DVD]

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