p1*神を見た犬

神を見た犬 (光文社古典新訳文庫)

神を見た犬 (光文社古典新訳文庫)

 知り合いから電話が来て、「通販で家のセットを買ったの。開けたら庭がどんどん広がっちゃって、ほっといてもいいのかな。」というのだ。家は立派な2階建てで、さらに夫と息子まで付いている。家と庭はいいんだけど、人間は気に入らない。という夢を見た。それからすごい展開になるのだが、ひとの夢の話なんかつまんないから書かない。
 こんな夢は初めてで、それは多分寝しなに読んだ本のせいなのだ。
ブッツァーティというイタリアの作家の短編集。気持ちがザワザワする話が22編。マルケスとかプイグといった南米の作家の話と似た味わいがするのは、ラテンの血なのだろうか。この作家の名前も初めて聞いた。これは新訳で読む光文社文庫のシリーズで、「地下室の手記」を読むついでに買った。「この本を買ったひとは、こんな本も買ってます。」というアマゾンのおすすめに乗ったので、乗って良かった。
 本の内容と夢の筋書きは全然違うモノだけど、きっと普段使っていない脳のどこかが刺激されて夢になって現れたのだと思う。今夜も読んで寝ようかな〜。ちょっと怖いけど。
地下室の手記(光文社古典新訳文庫)

地下室の手記(光文社古典新訳文庫)

こっちはまだ読んでいません。